オフィスにおける天井照明の光度制御を用いたセンサノードへのデータ送信手法

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タイトル別名
  • Data Transmission Scheme for Sensor Nodes Using Luminosity Control of Ceiling Lights in Office

抄録

本論文では,オフィスにおいて既に普及しているコンピュータ制御によって調光が可能な天井照明を,人が感知できない範囲で光度制御することによって,屋内に設置した全てのセンサノードに対してデータを送信する手法を検討する.データの変調手法として,照明の光度制御による光強度変調手法及びパルス位置変調手法の2手法を提案する.また,センサノードでの復調手法として,時間微分及び相関係数を用いた復調手法とパルス位置変調のための復調手法の3手法を提案する.提案したそれぞれの変調手法及び復調手法を組み合わせて,照明からセンサノードに対するデータ送信実験を28灯の天井照明を用いた実環境にて行った.実験結果から,500 lx以上の環境では100 %の正解率でデータ送信が可能であることを確認した.更に,照度が異なる環境において各変調手法及び復調手法を用いたデータ送信精度の比較検証を行い,低照度環境におけるデータ送信精度は,用いる復調手法によって異なることを確認した.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290698543116160
  • DOI
    10.14923/transcomj.2017asp0004
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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