CMOSイメージセンサを用いたOFDM高速可視光通信

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タイトル別名
  • OFDM High-Speed Visible Light Communication Using CMOS Image Sensor

説明

本論文では,60fpsで動作するビデオカメラと,LED変調光を用いた高速可視光通信手法を提案する.提案手法の特徴は,変調方式の工夫により,伝送速度が従来手法のオンオフ変調よりも高速な点で,これは可視光通信に更に多くの応用をもたらす.提案手法では,送信機が直交振幅変調で情報を表現したサブキャリアを周波数領域で重ね合わせ,LEDの光の強さで信号を送信する.受信機は,カメラでこれを撮影し,得られた画像のフーリエ解析より復調する.カメラは,各ピクセルが1フレーム間で光の強さを積分した値を出力する特性がある.我々はこの特性が通信に及ぼす影響をモデル化し,新たな応用例を考察する.また,提案手法を計測実験で評価し,最大で9.6kbpsのエラーフリー伝送を確認した.通信距離の延伸と速度の更なる向上が今度の課題である.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699334144768
  • DOI
    10.14923/transcomj.2018wfp0003
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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