<論文>高麗・朝鮮時代の僧軍と花郎道精神について

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タイトル別名
  • <Article>The Appearance of Bushido of Silla in the Joseon Dynasty
  • 高麗・朝鮮時代の僧軍と花郎道精神について
  • コウライ ・ チョウセン ジダイ ノ ソウグン ト カロウドウ セイシン ニ ツイテ

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説明

国のために死ぬことを恐れない新羅時代の武士道精神が『三国史記』『三国遺事』『東國通鑑』『破閑集』『芝峰類説』などによって書きつながれて、現在まで伝えられているということは周知の事実である。しかし韓国の朴正熙元大統領は、文禄慶長の役時に活躍した李舜臣将軍や西山大師を民衆の中から突然現れた新羅武士の再来であり、花郎の再来であると国内外で語っている。しかし一般民衆が武士道精神を継承することは不可能であり、朴正熙の説には若干疑義がある。本論文は、朝鮮半島の仏教が国を救う護国仏教であるという観点から、新羅時代の武士道精神が高麗時代の仏教文化の中でどのように継承され、また崇儒抑仏政策の朝鮮時代を文禄慶長の役までどのように生き残ったかを詳細に調べ、朴正熙のいう「西山大師花郎説」を検証しようするものである。

収録刊行物

  • 国際日本研究

    国際日本研究 7 63-77, 2015-03-02

    筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻

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