書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Emotional Regulation in Elementary School Students : From the Viewpoint of Self-Regulation and Mutual Regulation
- ショウガクセイ ノ ジョウドウ チョウセイ ノ ハッタツ : ジコ チョウセイ ト ソウゴ チョウセイ ノ カンテン カラ
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説明
近年,小学校では情動面に問題を抱え,支援を必要とする児童が増加傾向にある。本研究では, 児童期の小学2, 4, 6年生(377名)を対象として, 自分自身で情動を調整する自己調整と他者との関わりを通して情動を調整する相互調整の観点から情動調整方略の変化を検討するため, 困難状況において対処の方法を尋ねる質問紙調査を行った。その結果, 小学2年生から6年生にかけて情動調整の方略数が増加すること, 学年が上がるにつれて情動調整方略として自己調整のタイプを相互調整よりも多く用いるようになること, 自己困惑場面と他者困惑場面では情動調整方略の仕方が異なることが明らかになった。また, 情動調整方略を用いる理由について, 学年が上がると「低学年だったら高学年がゆずらないといけない」といった学校の規則や規範に従おうとする「慣習」や,「まきこまれたくない」というように自己防衛する「自己管理」が増えることが示された。
収録刊行物
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- 教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要
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教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 25 253-264, 2020-03
山梨大学教育学部附属教育実践総合センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699756065152
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- NII論文ID
- 120006814067
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- NII書誌ID
- AA11414565
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- ISSN
- 18816169
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles