心のゆとりを有する者はネガティブ感情状態からの回復が早いか? : 心のゆとりに関する実験的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Does yutori of mind facilitate recovery from negative emotion? : An experimental study of yutori
- ココロ ノ ユトリ ヲ ユウスル モノ ハ ネガティブ カンジョウ ジョウタイ カラ ノ カイフク ガ ハヤイ カ ココロ ノ ユトリ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ
- ココロ ノ ユトリ オ ユウスル モノ ワ ネガティブ カンジョウ ジョウタイ カラ ノ カイフク ガ ハヤイ カ? : ココロ ノ ユトリ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ
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説明
原著
これまで心のゆとりを有する者はネガティブ感情体験が少ないことが相関研究によって示されてきた。この理由として、心のゆとりを有する者において、そもそもネガティブ感情が生起しにくい可能性、およびネガティブ感情は生起するものの、適切にその感情に制御できるため、ネガティブ感情体験が少ない可能性の2つが考えられる。本研究では、この2つの可能性のいずれが正しいか検討を行った。39名の大学生を対象とし、ベースラインのネガティブ感情を測定した。ネガティブ感情喚起映像を提示し、その直後にネガティブ感情を測定した。回復期間を設けた後に、ネガティブ感情をもう一度測定した。後日、心のゆとり感尺度への回答を求めた。心のゆとり感尺度の平均値で心のゆとり高群、低群に区分し、測定時点ごとのネガティブ感情を従属変数とした分散分析を実施した。分析の結果、感情喚起直後のネガティブ感情に心のゆとり高低群の間で有意差は認められなかったものの、回復期間後のネガティブ感情には群間差が認められた。こうした結果から、心のゆとりを有する者は、ネガティブ感情が生起しても、その感情を適切に制御、調整できるため、ネガティブ感情体験が少ないと考えられる。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 18 21-26, 2018
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699789013248
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- NII論文ID
- 120006510388
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/70537
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- HANDLE
- 11094/70537
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- NDL書誌ID
- 029088010
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles