経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人・フィリピン人看護師・介護福祉士候補者を対象とする日本語予備教育事業の成果と展望

書誌事項

タイトル別名
  • Results and Future Possibilities of Preparatory Japanese-Language Training for the Indonesian and Filipino Nurse and Certified Care Worker Candidates under Economic Partnership Agreements
  • ケイザイ レンケイ キョウテイ(EPA)ニ モトズク インドネシアジン ・ フィリピンジン カンゴシ ・ カイゴ フクシシ コウホシャ オ タイショウ ト スル ニホンゴ ヨビ キョウイク ジギョウ ノ セイカ ト テンボウ

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抄録

国際交流基金では経済連携協定に基づいて来日するインドネシア人・フィリピン人看護師・介護福祉士候補者を対象とする来日前の日本語予備教育事業を実施している。本稿では2010年から3回にわたって実施した日本語研修の概要と成果を紹介する。本研修のコースデザインは、「初級からの専門日本語教育」「自律学習支援」等の考え方をベースに、特に「縦型アーティキュレーション」に配慮して組まれている。カリキュラムは「日本語授業」「自律学習支援」「社会文化理解」に大きく三分される。3回の研修を通して7割以上(マッチングが成立し来日した者に限ればほぼ8割以上)の候補者が学習到達目標に達していることから、本研修は看護師・介護福祉士国家試験に向けての日本語能力向上に貢献したと言えるだろう。今後はポートフォリオ等を見直し、現地研修から国内研修への「学習の連続性」をさらに強固なものにしていきたい。

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