リハビリテーション養成校に入学する中国人留学生の意思決定プロセス

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タイトル別名
  • Decision Making Process of Chinese Students Enrolling Rehabilit ation Institution
  • リハビリテーション ヨウセイコウ ニ ニュウガク スル チュウゴクジン リュウガクセイ ノ イシ ケッテイ プロセス

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抄録

調査報告

近年,我が国の留学生数は増加傾向にある.リハビリテーション(以下,リハビリ)養成校においても,中国をはじめとするアジアからの留学生が増加している.本研究の目的は,日本でリハビリを専攻する留学生の入学経緯や課題を明らかにすることである.方法は,中国人留学生4名に対して半構造化面接を実施し,質的研究ソフトMAXQDAを用いて質的分析をした.その結果,〈中国の過酷な学歴社会〉〈将来性を見出せなかった学生生活〉〈留学決意〉〈日本を選ぶ要因〉〈限られた医療・福祉〉〈リハビリに纏わる自身の経験〉〈リハビリ専門職種を志すきっかけ〉〈留学前や入学前の葛藤〉〈養成校を決めた要因〉の9つのカテゴリーが抽出された.留学生は日本留学を決意した後に,リハビリに纏わる自身の経験を内省させ養成校入学に至っていた.留学生が安心して入学するために,養成校は入学支援体制を整えておく必要が示唆された.

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