哲学的有神論における神の存在の帰納的論証の方法論的考察 : リチャード・スウィンバーン『神の存在』に基づき

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the methodology of the inductive argument for the existence of God in philosophical theism : based on Richard Swinburne's The existence of God
  • テツガクテキ ユウシンロン ニオケル カミ ノ ソンザイ ノ キノウロンテキ ロンショウ ノ ホウホウロンテキ コウサツ : リチャード・スウィンバーン『カミ ノ ソンザイ』ニ モトズキ
  • テツガクテキ ユウシンロン ニ オケル カミ ノ ソンザイ ノ キノウテキ ロンショウ ノ ホウホウロンテキ コウサツ : リチャード ・ スウィンバーン 「 カミ ノ ソンザイ 」 ニ モトズキ
  • 哲学的有神論における神の存在の帰納的論証の方法論的考察 : リチャードスウィンバーン神の存在に基づき

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説明

リチャード・スウィンバーンを第一人者とする哲学的有神論は、ア・ポステリオリな帰納的論証により、「神は存在する」という仮説の真である確率が真でない確率よりも高い(神の存在の蓋然性が2分の1以上である)と主張する。スウィンバーンはこの命題を論証するための方法論として、ベイズの定理に基づく確認理論を応用する。ベイズの定理により、「神は存在する」という仮説の事後確率は、この仮説の事前確率と証拠の事前確率と証拠の事後確率の関数として評定される。本稿はスウィンバーンのこの方法論を分析し、どのような場合に「神は存在する」という仮説の蓋然性が上下するかを検討する。

収録刊行物

  • 基督教研究

    基督教研究 77 (2), 1-23, 2015-12-15

    基督教研究会

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