エレミヤ書34:8-17における奴隷の解放 : חָפְשִׁיおよびדְּרוֹרの併用について

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書誌事項

タイトル別名
  • The manumission of slaves in Jeremiah 34:8-17 : the use of two words חָפְשִׁי and דְּרוֹר
  • エレミヤショ 34 8 17 ニオケル ドレイ ノ カイホウ : חָפְשִׁי オヨビ דְּרוֹר ノ ヘイヨウ ニツイテ
  • エレミヤ書34:8-17における奴隷の解放 : תׇפְשִׁיおよびדְּרז֗רの併用について
  • エレミヤショ 34:8-17 ニ オケル ドレイ ノ カイホウ : תׇפְשִׁי オヨビ דְּרז֗ר ノ ヘイヨウ ニ ツイテ
  • エレミヤショ 34 8 17 ニ オケル ドレイ ノ カイホウ : ホフシー オヨビ デロール ノ ヘイヨウ ニ ツイテ

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抄録

エレミヤ書34:8-17は、ゼデキヤ王による奴隷の解放とその取り消しについて、記している。当該箇所を解釈するにあたっては、問題点が二つある。一つは、ここで言及されている「契約」と三つの奴隷解放規定(出エジプト記21:2-11; レビ記25:39-55; 申命記15:12-18)の関連性である。もう一つには、奴隷の解放を意味するために、異なる単語חָפְשִׁיおよびדְּרוֹרが併用されている。本論は、三規定との関連性についてGregory C. Chirichignoの説を支持した上で、חָפְשִׁיとדְּרוֹרの語義に差異はあると考えている。חָפְשִׁיは永久の解放を、דְּרוֹרは一時的な解放を表わすと推察する。

収録刊行物

  • 基督教研究

    基督教研究 80 (1), 59-71, 2018-06-26

    基督教研究会

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