無住と金剛王院僧正実賢

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  • ムジュウ ト コンゴウオウイン ソウジョウ ジッケン
  • ムジュウ ト コンゴウオウイン ソウジョウ ジツゲン

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はじめに : 金剛王院僧正実賢は東寺長者、醍醐寺座主をつとめた高僧で、三宝院流と金剛王院流の両流を相承した人物としても知られる。無住の著作には、『沙石集』と『雑談集』に複数の説話が収められるが、従来、無住との関係においては、ほとんど注目されてこなかった。だが、実賢の説話を丹念に読み解く時、無住がこの人物に対して少なからぬ関心と好意とを有していたことが看取されるのである。本稿では、無住の実賢に対する関心のありようを具体的に検証することを目的とする。

Journal

  • 文学史研究

    文学史研究 49 55-64, 2009-03

    大阪市立大学国語国文学研究室

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