「多数決ゲーム」から「群像劇ゲーム」へ : ゲーミフィケーションを取り入れた学校教育論の試み

書誌事項

タイトル別名
  • From “Majority Games” to “Ensemble Cast Games” : An Essay on School Education Including Gamification
  • 「 タスウケツ ゲーム 」 カラ 「 グンゾウゲキ ゲーム 」 エ : ゲーミフィケーション オ トリイレタ ガッコウ キョウイクロン ノ ココロミ

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説明

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[要旨] 教育委員会のいじめ対応における法令違反、「教員いじめ」等、教育関係組織における多層的危機が生じている。いじめ、体罰等も含め、教育関係組織のさまざまな問題に適用できる説明モデルを構築するため、先行の説明モデルを検討し、新たな説明モデルとして、選択場面において選択人数が多い選択肢を選択したプレイヤーが勝利者となる「多数決ゲーム」を提案し、このモデルを用いて教育関係組織におけるさまざまな問題が説明可能となることを示した。そして、ゼロ和ゲームである「多数決ゲーム」から、各プレイヤーそれぞれの成長物語を互いに影響を与え合いながら展開していく非ゼロ和ゲームである「群像劇ゲーム」へと移行するメタゲームが必要であることを示し、このメタゲームにおいては、学力が低い学習者の「オタク力」をまず高めてその後に学力を高める「オタク型成長曲線」という考え方が手掛かりとなることを示した。

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