2012-2017 台湾における蒙藏委員会 : ポピュラーディスコース

DOI HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Popular Representations of the Mongolian and Tibetan Affairs Commission in Taiwan (2012 – 2017)

この論文をさがす

抄録

2017年、蒙藏委員会(MTAC)は新たに選出された民進党政権のもと、正式に解散した。1928年に中華民国政府によって設立されたMTACは、1949年に中国本土から台湾へ移動し、その後40年近くに渡って台湾本土で活動を行ってきたが、台湾の民主化に伴い、その活動内容も変化していった。MTAC内の組織的変遷は、台湾のナショナル・アイデンティティの歴史的変遷を考察する一つの視座となる。しかし、そのためにはまず、MTACとその活動について一般公開されている情報から、2017年のMTACの解散をめぐる歴史的、社会的状況を理解する必要がある。そこで本稿では、ポピュラーディスコースがどのようにMTACの活動を反映しているかを考察するために、解散までの5年間に公表されたMTACに関するニュース報道を分析する。

収録刊行物

  • 国際教育文化研究

    国際教育文化研究 21 (0), 37-48, 2021

    九州大学人間環境学研究院国際教育文化研究会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ