郊外地及び海上伝搬路における60 MHz帯アクセス系ディジタル無線通信のための伝搬遅延特性

書誌事項

タイトル別名
  • Propagation Delay Characteristics on a 60 MHz Band Access Digital Wireless Communications in Suburban Area and over Sea

説明

近年,防災行政無線の高度化や,アクセス無線におけるデータ通信の需要の高まり等の観点から,60 MHz帯を使用する無線システムのディジタル化が進められている.ディジタル無線システムの設計に際しては,伝搬遅延特性の解明が必須であるが,60 MHz帯については検討例が少なく,十分な特性が明らかにされていない.筆者らはこれまでに,伝搬遅延特性の最悪値評価の観点から,山岳に囲まれた盆地での検討を実施した.60 MHz帯ディジタル無線システムの実現に向けては,これに加え,主要なサービスエリアである郊外地及び海越えの離島を対象とした伝搬遅延特性の解明が必須である.本論文では,これらの環境における伝搬遅延特性について,実測定の結果から明らかにしている.更に,郊外地についても,山岳地域において提案した伝搬遅延モデルにおいて,反射損失を変えるだけでそのまま適用できることを示し,提案モデルの汎用性を明らかにしている.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291189504644096
  • DOI
    10.14923/transcomj.2021gwp0011
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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