収差補正TEMによる9Cr鋼析出物数密度測定の高度化

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タイトル別名
  • Improvement of Measurement Method of Precipitate Number Densities in 9Cr Steel by Cs-corrected Transmission Electron Microscopy

抄録

高効率石炭火力発電所では高クロム鋼(9Cr鋼,12Cr鋼)製配管が多用されているが,近年当該 配管において亀裂や損傷の発生が報告されたことからクリープ寿命評価法の確立が重要課題である。 これまで当所を含む国内外の機関でクリープ変形の進行に対する微視組織の変化が調べられ,課題 解決には析出物に着目することが重要であると分かってきた。析出物の数密度は重要な対象になる が,透過型電子顕微鏡観察用試料の厚さを考慮しないで得た数密度(すなわち単位面積当たりの値) では信頼性が十分でない場合がある。そこで本研究では改良9Cr-1Mo鋼実機使用材を対象に試料 の厚さを測定して得た単位体積当たりの析出物数密度を用いてクリープ寿命との関係を調べた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291932684491136
  • DOI
    10.14942/tenpes.73.52
  • ISSN
    21886148
    2187929X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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