衛星航法システムの信頼性
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- 坂井 丈泰
- 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Reliability of the Satellite Navigation System
説明
衛星航法システムのサービス性能をあらわす指標の代表例は測位精度であるが,その他の指標として完全性,継続性,及び有効性が用いられ,それぞれについて性能標準が定められる.完全性及び継続性は衛星航法システムにより得られる位置情報の信頼性に関する指標であり,一般にこれらには高い水準が要求される.近年においては衛星航法システムの運用を委託契約とする例があるが,そのような場合には契約が遵守されていることを確認するためにサービス性能を定期的に評価する必要がある.ところが,完全性及び継続性については,これらに関する要求水準が高いことから限られた評価期間中にはわずかな件数の障害しか生じないこととなり,最ゆう推定値による評価が難しい場合がある.本論文では,衛星航法システムの性能指標について説明するとともに,完全性及び継続性の評価に当たり信頼限界を用いれば少ない障害件数に対応できることを述べる.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌B 通信
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電子情報通信学会論文誌B 通信 J105-B (10), 807-816, 2022-10-01
電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390293556143936384
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- ISSN
- 18810209
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可