書誌事項
- タイトル別名
-
- Baroreflex Sensitivity with Atrial Fibrillation
この論文をさがす
抄録
<p>【目的】心房細動の持続は,心臓自律神経の指標と考えられている圧受容体反射感受性(Baroreflex Sensitivity:BRS)を低下させる.さらに,心房細動アブレーションもBRSを修飾する(低下させる)ことが判明している.われわれは発作性心房細動(PAF)患者と持続性心房細動(PeAF)患者のベースラインのBRSを比較検討すると同時に,アブレーションによるBRS修飾効果も検討した.【方法】対象は心房細動アブレーションを受けた67名の心房細動患者(PAF 46名)で,術前後にBRSを測定し,心房細動再発の有無を評価した.【結果】術前のBRSは,PAF患者と比較してPeAF患者で有意に低下していた.全患者で術後にBRSは有意に低下し,特にPAF患者ではBRS低下の程度が大きかった.再発を認めたPAF患者では,アブレーションによるBRS低下の程度が小さかった.【結論】ベースラインのBRSはPeAF患者でより低下していた.心房細動アブレーションはPAF,PeAFにかかわらずBRSを低下させるが,PAF患者においてより強い低下効果を発揮することが示された.</p>
収録刊行物
-
- 心電図
-
心電図 42 (3), 131-139, 2022-09-30
一般社団法人 日本不整脈心電学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390293710917832192
-
- ISSN
- 18842437
- 02851660
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可