粘弾性体中の介在物に対する面外波動を用いた線形化逆散乱解析

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タイトル別名
  • Inverse Scattering Analysis Using Antiplane Wave for Inclusion in Viscoelastic Solid

抄録

<p>Born近似を用いた固体中の欠陥形状再構成は,超音波非破壊評価等の分野において古くから研究されてきた.著者らも異方性弾性体や粘弾性体中の空洞に対して,Born近似を用いた逆散乱解析法を提案してきた.一方,それらの材料中の介在物に対する逆散乱解析法の適用は行われていない.本研究では,粘弾性体中の空洞に対する逆散乱解析法を粘弾性体中の介在物に適用することを試みる.一般的に,固体中の欠陥を再構成するには,欠陥からの散乱波を必要とするが,本研究では,この散乱波を演算子積分時間領域境界要素法(CQBEM)を用いて準備する.そのため,計測波形を模擬した理論的な波形からどの程度介在物を再構成可能か否かについて検討する.以下では,解くべき問題の設定について述べた後,簡単にCQBEMについて説明する.その後,無限粘弾性体中の介在物の再構成結果を示すことで,本手法の適用性について考察する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390293788343073920
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_241
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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