国立大学附属病院における医療安全の職員研修の現状と将来の展望

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タイトル別名
  • Staff Education Related to Patient Safety in the Japanese National University Hospitals: Current Situation and Future Perspectives
  • コクリツ ダイガク フゾク ビョウイン ニ オケル イリョウ アンゼン ノ ショクイン ケンシュウ ノ ゲンジョウ ト ショウライ ノ テンボウ

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抄録

国立大学附属病院医療安全管理協議会は,医療安全教育の質向上を目指した活動を行っている.2020年,同協議会教育委員会において,国立大学附属病院を対象に,コロナ禍での医療安全職員研修に関する現状について調査し,将来の職員教育のあり方について意見を求めた.2020年度の研修会の開催状況は前年度の状況と変わらないという回答が全体の7割程度であるが,全ての病院が開催方法に変化があると回答しており,オンデマンド型のオンライン研修の活用が9割以上を占めた.オンデマンド型のオンライン研修は,短時間のコンテンツを組み合わせたマイクロラーニングと親和性が高く,被教育者が自らの目標設定に応じて,自主的,自発的に参加することを促す.成人教育あるいは生涯教育の観点から,マイクロラーニングを取り入れることは好ましく,コロナ禍によって,新しい教育方法への変更が推進された.今後は,教育コンテンツの共通利用も考えていきたい.

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