地域経済に対する観光消費効果 -富山県の事例-

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Regional Economy Effects of Tourism Consumption: Case Study of Toyama Prefecture

抄録

本稿では、富山県を事例とし、外的要因の影響にともなう経済効果を、主に観光消費を基本に、 2 つの視点から分析したものである。一つは、北陸新幹線開業(2015年)前後で地域経済に起こった構造変化を、産業連関表を利用した分析であり、もう一つは、こうした外的効果をどのようにして地域経済に効果的に取り込むべきか等の視点からの分析である。結果としては、まず、観光消費から得られる経済効果は決して小さくはなく、さらに、富山県においては、2011年時の経済構造に比較し、2015年の経済構造は、観光消費額がより経済効果を高めるように変化していることが判明した。本分析からは、年々その効果は低下傾向にはあるものの、当該観光消費が富山県経済に与える影響を踏まえると、こうした経済効果をどのように継続させるかは、県全体にとって大きな課題となる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295414076835712
  • DOI
    10.51059/nihonkanko.63.0_36
  • ISSN
    24367133
    13418270
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ