壁面吸着ドローンの開発と活用方法の提案

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Wall Adhesion Drone and Proposal of Its Utilization Method

説明

エンジニアの高齢化や人手不足がインフラ点検などの高所作業の課題となっている。検査作業へのドローンの利用が検討されているが,ホバリングによる打診検査などの作業を行うことは困難である。機体前面に万能真空吸着グリッパー(UVG)を搭載した壁面吸着ドローンを開発した。UVG は,変形可能なスカートで凹凸表面に吸着できる真空吸盤である。この壁面吸着ドローンは,壁に吸着して機体を固定できプロペラを停止させることも可能で安定した長時間の運用ができる。さらに,作業範囲を広げるために作業機器を備える子機を開発した。子機は,吸着した壁面吸着ドローン(親機)から吊り下げられる。子機にもUVGを装備し壁面に吸着して作業することができる。このドローンシステムにおいて,親機の壁面吸着と子機のコンクリートボードへのドリル作業を実現し,ドローンによる高所作業実現の可能性を確認した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295491685629568
  • DOI
    10.34590/tjam.4.1_2
  • ISSN
    24355453
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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