空港に近接する福岡演習林におけるドローン飛行の高さ制限の可視化

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タイトル別名
  • Visualization of the altitudinal limit on drone flights in Kasuya Research Forest near Fukuoka Airport
  • クウコウ ニ キンセツ スル フクオカ エンシュウリン ニ オケル ドローン ヒコウ ノ タカサ セイゲン ノ カシカ

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抄録

近年,森林科学分野における無人航空機(通称ドローン)の活用事例は増えており,研究,教育に加えて,森林管理業務への応用も期待されている。合法で安全,かつ円滑なドローン調査を実施するためには,整備が進む関連法を認知し,飛行規則について十分に把握しておくことが重要である。特に,九州大学農学部附属演習林福岡演習林は,福岡空港の制限表面内に位置することに加えて,山地であるために飛行高度の制限が複雑である。本論文では,福岡空港の円錐表面の制限高と,福岡演習林内の地盤の標高データを用いて,福岡演習林内の飛行制限高度分布を可視化した。福岡演習林の大部分で,飛行制限高度が地盤の標高よりも低くなっており,ドローンの飛行には航空法に則った手続きが必要になる。制限区域での飛行を行うための手続きとその注意点について,2022 年9 月時点での情報をまとめた。ただし,ドローンの飛行規則は,今後も法改正によりその内容や規制対象が変更されることが予想されるため,常に最新の情報を確認する必要がある。

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