生徒が撮影した景観写真と環境配慮意識を育む動機づけとの関連―身近な緑に着目させる授業実践と生徒の学習観の対応から―

書誌事項

タイトル別名
  • How the landscape photographs taken by students relate to the motivation to develop environmentally friendly awareness―Instructional intervention to recognize greenery around students and student’s conception of learning―
  • セイト ガ サツエイ シタ ケイカン シャシン ト カンキョウ ハイリョ イシキ オ ハグクム ドウキズケ ト ノ カンレン : ミジカ ナ ミドリ ニ チャクモク サセル ジュギョウ ジッセン ト セイト ノ ガクシュウカン ノ タイオウ カラ

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説明

<p>本研究は、身近な緑に着目させる授業実践で生徒が撮影した景観写真が環境配慮に関する学習観と関連するかを検証した。対象とする授業実践に参加した146名へ学習観調査と写真撮影課題を課し、それらの対応関係を分析した。有効回答140の学習観をクラスター分析すると、生徒は実践に消極的な群、全ての項目が比較的高い群、積極的な意識の群の3つに分けられた。それらの景観写真とその撮影理由を分析すると、消極的な群よりも積極的な群の方が、撮影理由をより多角的な理由や表現で表現していることが確認された。自由記述の表記、特に視覚的な要素以外の表現が書かれていることが、本実践の取り組みにおける生徒の評価の手がかりになると考察できた。実践の目的を明確にし、適切な評価指標と組み合わせることで、自由記述回答はより深い解釈が可能になると言える。</p>

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