ネモリズマブのアトピー性皮膚炎の皮疹改善効果に対するそう痒改善の寄与：Mediation analysis法による検討

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  • 駒嵜 弘
    マルホ株式会社臨床開発部データサイエンスグループ
  • 佐藤 俊哉
    京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療統計学分野
  • 椛島 健治
    京都大学大学院医学研究科皮膚科学

書誌事項

タイトル別名
  • Mediation Analysis of The Relationship between Pruritus and Signs of Eczema Improvements in Patients with Atopic Dermatitis Undergoing Nemolizumab Intervention
  • ネモリズマブ ノ アトピーセイ ヒフエン ノ ヒシンカイゼン コウカ ニ タイスル ソウ ヨウカイゼン ノ キヨ:Mediation analysisホウ ニ ヨル ケントウ

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抄録

<p>ネモリズマブのアトピー性皮膚炎患者を対象とした第III相臨床試験データを用い，ネモリズマブの皮疹改善効果に対するそう痒改善の寄与をmediation analysis法を用いて評価した．治療開始4週後では，ネモリズマブが直接皮疹を改善する効果の割合が大きかった．治療開始8週以降では，ネモリズマブがそう痒を改善することで皮疹を改善する間接的な効果の割合が増加した．そう痒を改善することで，itch-scratch cycleが遮断され，さらに皮疹が改善したと考える．</p>

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