書誌事項
- タイトル別名
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- Proposal of Estimation Method for Seismic Ground Motions Fused Observed Data and Estimated Data along Railway
抄録
<p>地震時において,鉄道では必要に応じて列車を素早く停止し,沿線で観測された地震動に基づき施設の点検が実施される.安全確保に向けた点検には多大な時間を要する場合があり,近年,地震後における列車の早期運転再開が課題となっている.この際,沿線に設置された地震計による離散的な観測データの他に,沿線の地震動を推定により連続的に素早く把握できれば,点検区間の適正化が可能となる.しかし,鉄道の地震後の運転再開判断に対し,推定データの実務使用は一部の鉄道事業者を除き十分には進んでいない.これは,推定誤差の扱いが定まっていないことが一因であると考えられる.本研究では,実務における推定誤差の扱いの考え方を示した上で,観測データと推定データを融合した鉄道沿線地震動推定手法を提案する.さらに,鉄道事業者の地震計データの導入を想定した,提案手法による鉄道沿線地震動の推定事例を仮想の鉄道路線に対して示す.</p>
収録刊行物
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- 日本地震工学会論文集
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日本地震工学会論文集 23 (2), 2_40-2_57, 2023
公益社団法人 日本地震工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296288045725952
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- ISSN
- 18846246
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可