Survey on various cooking methods and traditions of home cooking in the JSCS nationwide (6 Branches)

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  • 全国(6支部)の多様な調理法と家庭料理の伝承調査

Abstract

<p>【目的】『伝え継ぐ 日本の家庭料理』に収載された全国の家庭料理を継承していくためには,現在の家庭で作る料理の実情に合わせた調理法を検討する必要がある。また,調理学及び調理学実習で扱っている調理器具の中には,学生の使用経験がない器具も多いと推察される。そこで本調査は,家庭での調理機器・器具の使用状況や喫食・調製法などを把握して,これからの家庭料理の継承と調理学のあり方を考察することを目的とした。 </p><p>【方法】対象者は,全国の大学生・短期大学生・専門学校生とし,2023年9月~24年2月に,本学会正会員約180人がWEB調査を実施した(高崎健康大倫第2215号)。質問項目は,調理機器・器具の使用実態,家庭料理の喫食と調理方法,複合調味料等の使用,調理情報の入手方法,食生活の状況・意識,および属性である。回収後の結果は支部ごとに責任者・副責任者・研究分担者が集計し,6支部全体を取り纏めた。 </p><p>【結果】調査依頼の説明文書は14,560枚配布し,有効回答7,153件を得た。居住形態は自宅75%,自宅外25%で核家族が56%であった。調理機器・器具で今の使用割合が高いのは,電子レンジ,炊飯器,フライパン,ピーラーで,低いのは,蒸籠,かつおぶし削り器,中華鍋であった。家で調理することが80%以上の料理は卵焼き,米飯,みそ汁であり,一方,煮豆,赤飯は20%以下で,料理済み食品や外食の利用も多かった。複合調味料ではカレールー,めんつゆ,和風だしの素,ドレッシングの使用率が80%以上で,調理する時に参考にするのは,WEBのレシピサイト,調理動画,学校の調理学実習が多かった。調理機器・器具は学校の調理学実習での使用経験の回答が多いことから,家庭料理の継承を視点においた教育の必要性が示唆された。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390297427372428032
  • DOI
    10.11402/ajscs.34.0_159
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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