前田高地中腹・頂上の日本軍陣地壕群について

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抄録

前田高地での日米の戦闘は沖縄戦下屈指の激戦とされ、2017年映画『ハクソー・リッジ』公開後、休日の浦添城跡は、日本人・アメリカ人問わず、多くの人が訪れる場所になっている。しかしながら前稿(1)で指摘したように、日本兵が呼ぶ「前田高地」は前田集落北側高地のみを指し、浦添城跡の大部分はこれに含まれない。前田高地陣地壕群は、頂上部・中腹部・麓部の3つに分類でき、前稿では麓部の壕について検討した。東から順に、缶詰壕、兵員壕、乾パン壕である。  本稿では、高地中腹部と頂上部の陣地壕群について検討する。本来、中腹部と頂上部は分けて検討するのが望ましいのだが、頂上部に壕がひとつしかないため、併せて検討してゆきたい。まず中腹部の壕からである。

収録刊行物

  • 沖縄工業高等専門学校紀要

    沖縄工業高等専門学校紀要 17 (0), 27-69, 2023-06-29

    独立行政法人 国立高等専門学校機構沖縄工業高等専門学校

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390297614789456128
  • DOI
    10.51104/nitokinawacollege.17.0_27
  • ISSN
    24352136
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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