薬理学授業における水平・垂直的理解の工夫と試み―階層別学習目標の設定とClinicalKey Student Japan(CKSJ)の活用―

  • 冨田 修平
    大阪公立大学大学院 医学研究科 分子病態薬理学
  • 松永 慎司
    大阪公立大学大学院 医学研究科 分子病態薬理学
  • 山口 雄大
    大阪公立大学大学院 医学研究科 分子病態薬理学

書誌事項

タイトル別名
  • Devices and attempts to make understand horizontally and vertically for pharmacology education in Osaka Metropolitan University

抄録

<p>2023年2月1日現在,日本医学教育評価機構は,70医学部における医学教育プログラムを評価し国際基準に適合していると認定している.また医学教育の質保証を改良しさらに発展させるために,この認証評価を継続的に受審することが求められる.多くの医学部が1巡目の受審を完了したが,アウトカム基盤型教育に基づく統合カリキュラムへの改変については共通して残された課題の一つである.大阪公立大学では,アウトカム基盤型教育の根幹であるコンピテンシーの達成度を適切に評価するためのマイルストーンの策定を含め,教育プログラムの見直しを進めている.また,設定される卒業時のアウトカムに向かった統合型教育の推進とアクティブラーニングの実践を推進するプログラムへの改定を継続的に進めている.本稿では,大阪公立大学が推進するアウトカム基盤型教育システムに基づき,薬理学教育における水平垂直統合的理解のための工夫と試みについて現状について紹介する.</p>

収録刊行物

  • 日本薬理学雑誌

    日本薬理学雑誌 158 (6), 444-447, 2023-11-01

    公益社団法人 日本薬理学会

参考文献 (3)*注記

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