ペプチド受容体放射性リガンドを用いた膵NENの診断と治療

書誌事項

タイトル別名
  • Diagnosis and therapy of pancreatic NEN using peptide receptor radioligands

抄録

<p>膵をはじめとする神経内分泌腫瘍(NEN)に対するソマトスタチン受容体イメージングとペプチド受容体放射性核種治療(PRRT)はNEN診療に欠かせない手法となっている.ソマトスタチンアナログを放射性核種で標識した放射性医薬品をイメージングと治療に用いることはセラノスティクスに即したものでもある.腫瘍親和性の高いソマトスタチンアナログを開発し目的にあった放射性核種を用いることが重要である.NEN診療の中でイメージングは治療方針決定に大きな役割を果たす.またPRRTは安全かつ有効な治療であり,わが国では原発臓器の制約なくNENの治療に用いることができる.現状ではセカンドライン以降に位置づけられるがファーストラインとしての使用や4回投与を超える追加治療も検討されていくであろう.</p>

収録刊行物

  • 膵臓

    膵臓 38 (6), 375-380, 2023-12-28

    一般社団法人 日本膵臓学会

参考文献 (26)*注記

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