高校生物における進化の「正当化」に着目した進化教育プログラムの実践的検討

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タイトル別名
  • A Practical Study of the Program for Evolution Education Focusing on “Justification” of Evolution in High School
  • Through the Practice of Discussion Based on “Methods of Historical Sciences”
  • ―「歴史科学の方法」に基づいた議論の実践を通して―

抄録

<p>本研究は,進化の理解の更なる向上を目指して,Smith & Siegel(2004)が示した「理解」の条件の1つである「正当化」に着目したプログラムを開発・実践し,その有効性を検討した.プログラムを開発するにあたり,進化生物学における方法論―「歴史科学の方法」に基づいた,複数の仮説に対する証拠に基づいた議論を中心とする活動を導入した.本プログラムを通して約6割の生徒において,進化や自然選択が科学者に広く認められた理論であることが認識され,進化の「正当化」が達成された.また,「正当化」を達成するには,進化や自然選択がもっともらしい説明であると結論付けると同時に,他の仮説に対して根拠を持って棄却できるようになることが重要である可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299450896853248
  • DOI
    10.14935/jsser.38.4_27
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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