博物館標本を活用した学びスタイルを考える : 「出張!名大博物館」という地域連携活動をもとに

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タイトル別名
  • Discussion on learning styles using museum specimens : Based on the regional collaborative activities called Nagoya University Museum’s Outreach Program
  • ハクブツカン ヒョウホン オ カツヨウ シタ マナビ スタイル オ カンガエル : 「 シュッチョウ!メイ ダイ ハクブツカン 」 ト イウ チイキ レンケイ カツドウ オ モト ニ

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抄録

名古屋大学博物館では,名古屋市科学館や地域のショッピングモールを会場として,名古屋大学博物館の収蔵資料を持ち出し紹介するイベント「出張!名大博物館」を開催している.本イベント企画では,博物館標本を地域社会の学びに活用してもらうことを目指し,学生スタッフそれぞれが選ぶ,名古屋大学博物館の収蔵品(標本資料)を「推し標本」として,その展示紹介パネルを学生自ら考案し自作する.学生スタッフらの工夫を凝らした見せ方,およびハンズオン展示を活用した対話がベースとなって,“博物館に関心がある”人々はもとより,“博物館に関心がない”人々にも,自身も気付いていないような未知の興味の世界へ招待し,知的好奇心を育むきっかけを提供することをねらいとしている.「出張!名大博物館」は,2019年~2022年までの期間に5回にわたり開催された.開催後は毎度,準備から当日運営の際の課題点を挙げ共有し,また,新メンバーに受け継がれて,次回の開催へとつなげ成長を続けている.ここに,「出張!名大博物館」の一連の地域連携活動を,市民対話をベースとする博物館教育活動の一事例として紹介し,博物館標本を介した学びスタイルについて考察する.

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