知床をはじめとする北海道オホーツク海沿岸海域における海氷変動予測実験

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タイトル別名
  • Experiments on predicting sea ice variations off the coast of Hokkaido in the southern Sea of Okhotsk
  • シレトコ オ ハジメ ト スル ホッカイドウ オホーツクカイ エンガン カイイキ ニ オケル カイヒョウ ヘンドウ ヨソク ジッケン

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抄録

北海道オホーツク海沿岸は季節海氷が到達する北半球の最南端であり,地球温暖化に敏感な海域と考えられている.本研究では,北海道東方海域での海氷変動に着目し,2050年に関する海氷変動を評価した.予測実験は,オホーツク海全体をカバーする解像度1/10°の海氷・海洋モデルに北海道周辺の海域をカバーする解像度1/50°のモデルをネスティングし,第6期結合モデル相互比較計画(CMIP6)における2050年を中心とした20年間の平均値と2000年のそれの差分値を大気境界条件に利用することにより行った.その結果,低位温暖化シナリオにおいてさえ,北海道沖の海氷面積は2050年に現在の約1/3に減少する,という予測結果を得た.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 82 143-152, 2024-03-29

    低温科学第82巻編集委員会

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