なぜ私立大学は赤字でも存続できるのか : 経営危機のシグナルと公立化戦略を中心として

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  • Why can private universities survive in the red? : Focusing on business crisis signals and publicization strategies

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抄録

定員割れの私大は多く,ほとんどが恒常的な赤字を抱えている。赤字は経営危機のシグナルである。一般企業ならば赤字が解消できない限り,いずれ倒産してしまう。だが,破綻することがない。なぜなのだろうか。本論文の目的の一つは,この問題を解き明かすことにある。その一方で,未来永劫にわたって存続できるとは信じていないであろう。そうしたなかで注目されているのが私大の公立化戦略である。定員割れに苦しむ地方私大は公立化戦略を打ち出すことで,すべての問題が解消できると思われている。だが,実際,そうであろうか。本論文のもう一つの目的は公立化の存続条件と限界について考察することにある。

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