勤務間インターバルが短い日が多い者の朝食の摂取頻度の検討

  • 増岡 里紗
    お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
  • 佐藤 清香
    お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 高崎健康福祉大学健康福祉学部
  • 赤松 利恵
    お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系
  • 井澤 修平
    独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
  • 中村 菜々子
    中央大学文学部心理学専攻
  • 吉川 徹
    独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
  • 池田 大樹
    独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
  • 久保 智英
    独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Breakfast consumption frequency in workers with frequent short daily rest periods

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説明

<p>目的:労働者の朝食摂取の推進に向けて,勤務間インターバルの短い日が多い者の朝食の摂取頻度を検討すること.</p><p>方法:本研究は,2022年に20~59歳の労働者20,000人を対象に実施されたインターネット調査「WELWEL」のデータを二次利用した横断研究である.属性や朝食を含む生活習慣について勤務間インターバル11時間未満の日数の比較を行った.従属変数を朝食の摂取頻度,独立変数を勤務間インターバル11時間未満の日数とし多項ロジスティック回帰分析を実施した.解析は男女別に行った.</p><p>結果:解析対象者17,123人のうち,男性は9,221人(53.9%)であった.朝食をほとんど毎日食べる者は,男性5,790人(62.8%),女性5,534人(70.0%)であった.勤務間インターバル11時間未満の日がない者は男性7,113人(77.1%),女性7,079人(89.6%)であった.多項ロジスティック回帰分析では,男性のみ属性や生活習慣に関わらず,勤務間インターバル11時間未満の日数が1日増えたときに朝食をほとんど食べないオッズ比が高かった(男性:1.02[1.01, 1.03],女性:1.00[0.98, 1.02]).</p><p>結論:男性は属性や生活習慣によらず,勤務間インターバルの短い日が多いと,朝食をほとんど毎日食べない者が多かった.十分な勤務間インターバル確保のための取組が求められる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390304471622503168
  • DOI
    10.11260/kenkokyoiku.33.78
  • ISSN
    18845053
    13402560
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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