勤務間インターバルが短い日が多い者の朝食の摂取頻度の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Breakfast consumption frequency in workers with frequent short daily rest periods
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説明
<p>目的:労働者の朝食摂取の推進に向けて,勤務間インターバルの短い日が多い者の朝食の摂取頻度を検討すること.</p><p>方法:本研究は,2022年に20~59歳の労働者20,000人を対象に実施されたインターネット調査「WELWEL」のデータを二次利用した横断研究である.属性や朝食を含む生活習慣について勤務間インターバル11時間未満の日数の比較を行った.従属変数を朝食の摂取頻度,独立変数を勤務間インターバル11時間未満の日数とし多項ロジスティック回帰分析を実施した.解析は男女別に行った.</p><p>結果:解析対象者17,123人のうち,男性は9,221人(53.9%)であった.朝食をほとんど毎日食べる者は,男性5,790人(62.8%),女性5,534人(70.0%)であった.勤務間インターバル11時間未満の日がない者は男性7,113人(77.1%),女性7,079人(89.6%)であった.多項ロジスティック回帰分析では,男性のみ属性や生活習慣に関わらず,勤務間インターバル11時間未満の日数が1日増えたときに朝食をほとんど食べないオッズ比が高かった(男性:1.02[1.01, 1.03],女性:1.00[0.98, 1.02]).</p><p>結論:男性は属性や生活習慣によらず,勤務間インターバルの短い日が多いと,朝食をほとんど毎日食べない者が多かった.十分な勤務間インターバル確保のための取組が求められる.</p>
収録刊行物
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- 日本健康教育学会誌
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日本健康教育学会誌 33 (2), 78-86, 2025-05-31
日本健康教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390304471622503168
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- ISSN
- 18845053
- 13402560
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可