単結晶シリコン/アモルファスシリコン新ヘテロ接合HIT太陽電池の開発と高性能化

  • 津毛 定司
    三洋電機(株) 技術開発本部 マテリアル・デバイス技術開発センタービジネスユニット
  • 岡本 真吾
    三洋電機(株) クリーンエナジーカンパニー 事業構造革新ビジネスユニット
  • 田中 誠
    三洋電機(株) 技術開発本部 マテリアル・デバイス技術開発センタービジネスユニット
  • 木山 精一
    三洋電機(株) クリーンエナジーカンパニー 事業構造革新ビジネスユニット

書誌事項

タイトル別名
  • Development and improvement of HIT (c-Si/a-Si heterojunction) solar cell
  • タンケッショウ シリコン アモルファスシリコン シン ヘテロ セツゴウ HIT タイヨウ デンチ ノ カイハツ ト コウセイノウカ

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説明

<p>単結晶シリコンウエハー上に薄いアモルファスシリコン膜を成膜した,新型ヘテロ接合太陽電池“HIT太陽電池”を開発し,実用化モジュールの生産に成功した.HIT太陽電池の最大の特長は高いエネルギー変換効率であり,実用サイズである10cm角で21.3%の世界最高効率を実現している.単位面積当たりの高い発電量は,相対的に屋根面積の狭い日本での太陽光発電システム普及の制限を緩和するうえで重要であり,高性能HIT太陽電池が注目を集める理由である.1997年に事業化し,本年4月には世界最高性能の200W HIT太陽電池モジュール(セル効率19.5%,モジュール効率17.0%)の市場投入を実現している.さらなる出力向上に向けて技術開発を加速中である.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 72 (7), 886-890, 2003-07-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (8)*注記

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