費用対効果から見た外洋性港湾における係留問題の新たな評価方法について

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タイトル別名
  • NEW EVALUATION FOR M00RING PROBLEM FROM COST-BENEFIT EFFECT
  • ヒヨウ タイ コウカ カラ ミタ ガイヨウセイ コウワン ニ オケル ケイリュウ モンダイ ノ アラタ ナ ヒョウカ ホウホウ ニ ツイテ

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抄録

<p> 外洋性港湾における係留問題について,本研究ではある外洋性港湾の石炭船パースを対象に過去3年聞にわたる波浪予報,沖待ち,増取り係留の実態を整理分析した.港内外の長周期波を含む波浪特性についてもデータ分析し,港内において港外の長周期波高が約1.6倍に増幅すること,類似した波浪条件にもかかわらず長周期波高の発生パターンが異なり,予報を困難にしていることがわかった.このため係留システムの設備増強による沖待ち日数の変化と予報失敗時の安全性について過去3年間における32ケースの荒天条件について船体動揺を数値シミュレーションにて再現した.この結果,係留システムの設備増強にて沖待ち日数を半分以下に削減することが可能と考えられる.従来の港内静穏度に対し,沖待ち日数の変化による荷主の負担削減と設備増強および整備費用の差額としての安全設備収支関数を新たに定義した.</p>

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