低周波領域の高架構造物音波低減工法 その2.共鳴器による位相反転機構を利用した低減対策方法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Construction Method for Reducing Structure Borne Noise in Low-frequency Regions. Part 2. A Study of the Reduction Method Using Anti-phase Sound Waves Generated by a Resonator
  • テイシュウハ リョウイキ ノ コウカ コウゾウブツ オンパ テイゲン コウホウ(ソノ 2)キョウメイキ ニ ヨル イソウ ハンテン キコウ オ リヨウ シタ テイゲン タイサク ホウホウ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

<p>本研究の目的は,高架橋から発生する低周波領域の高架構造物音波を低減させる工法を開発することである。前報では,機械的な方法で構造物音波と逆位相の音波を放射するような付加振動体を用いた低減工法について検討を行った。本報ではこれを共鳴現象に置き換え床版裏面からの放射音の位相を反転させ,構造物音波を消音する低減工法を提案し,この効果について検討を行っている。この工法により,発生音を10dB以上低減することが可能である結果が得られている。共鳴現象は吸音機構として広く用いられている。今回提案する工法による音圧低減は,吸音機構によるのか,逆位相の音波を放射することによるのかなどの低減機構について実験結果等から検討している。</p>

収録刊行物

  • 騒音制御

    騒音制御 41 (3), 147-154, 2017-06-01

    公益社団法人 日本騒音制御工学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ