知的活動としてのQCサークルの評価方法

  • 小林 明子
    山梨大学大学院 工学研究科 持続社会形成専攻
  • 長田 洋
    山梨大学大学院 工学研究科 持続社会形成専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment Method for QC Circle as Knowledge Activity
  • チテキ カツドウ ト シテ ノ QC サークル ノ ヒョウカ ホウホウ

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抄録

企業活動においては, 自らが持つ知的資本を有効に活用し, 知的活動を通じてイノベーションを起こすことで, 新たな価値を生み出し競争優位を実現することがますます重要になる. 知的活動のマネジメントサイクルを回し, 知的資本を増やし活用するためには知的資本の適切な評価方法が必要である. QCサークルは知的活動と考えられ, 企業内で知識の創造と共有が行われている. したがって, QCサークル活動を通じて知的資本にどのような変化が起こったかを的確に把握し, その活動にフィードバックすることが重要であるが, 現状は主として財務的な効果により評価されている. 本稿は, 財務的効果の視点に加えQCサークルの知的側面に注目し, 新しい評価方法を提案するものである. それによりQCサークル活動を知的資本の視点からも活性化することが可能となる.

収録刊行物

  • 品質

    品質 33 (2), 254-265, 2003-04-15

    一般社団法人 日本品質管理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (17)*注記

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