港湾・海岸における被災状況調査時のUAV運用の安全性向上技術の検討

  • 佐々木 信和
    パシフィックコンサルタンツ株式会社 国土保全事業本部 港湾部
  • 浮田 浩行
    徳島大学 大学院 社会産業理工学研究部
  • 中野 晋
    徳島大学 環境防災研究センター
  • 石河 雅典
    パシフィックコンサルタンツ株式会社 中部支社 国土保全事業部

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF SAFER TECHNOLOGY FOR MANIPULATING UAV AT THE SURVEY IN THE PORT AND COASTAL AREA AFTER DISASTER
  • コウワン ・ カイガン ニ オケル ヒサイ ジョウキョウ チョウサジ ノ UAV ウンヨウ ノ アンゼンセイ コウジョウ ギジュツ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

大規模災害発生時,構造物等の状況把握においてUAVは有効なツールとなる.本研究は,UAV操縦の安全性を向上するため,GPSによる自律飛行や,手動による無線操縦をサポートする方法として,地上に設置したLEDパネルを用いた可視光通信によりUAVの操縦技術を開発したものである.<br> 本研究では,まず,港湾及び海岸における被災した構造物等の調査におけるUAVの適用可能性とその課題について検討した.そして,可視光通信によるUAVの制御システムを試作し,室内において飛行制御試験を実施した.その結果,飛行中のUAVが地上に設置したLEDパネルに示した旋回・上昇下降等のサインを識別し,所定の動作を行うことに成功した.本論文ではその結果を報告すると共に,パネル未検出時の原因とその解決方針,当該技術を用いた災害時調査の方法及び有効性について示した.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ