蒸し調理における加熱温度の違いがキャベツのアスコルビン酸量に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of Steam Cooking Temperatures on the Ascorbic Acid Content of Cabbage
  • ムシ チョウリ ニ オケル カネツ オンド ノ チガイ ガ キャベツ ノ アスコルビンサンリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

キャベツを外葉,中葉,内葉に分けて試料を調製し,100°C及び70°C蒸し調理における加熱温度の相違がアスコルビン酸(AA)量に及ぼす影響を検討した。<br> AA含有量は部位によって異なり,外葉,中葉,内葉の順に多く含まれていた。蒸し鍋と電子レンジにより蒸し調理した結果,いずれの部位においても電子レンジ加熱でのAA残存量が最も多く,次いで100°C,70°Cであった。中葉について100°C蒸しと70°C蒸しにおけるAA量の経時変化を調べると,10分後のAA残存率は70°C蒸しで有意に低く,20分でも70°C蒸しの方が低い傾向にあった。蒸し時間を10分にして温度を変えると,AA残存率は100°Cで81.1%,70°Cで59.2%,50°Cで91.2%であり,70°C蒸しの減少量が最も多かった。電子レンジ加熱後に70°C蒸しを行うと,AA量の減少が抑制された。

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