パーティクルフィルタによる4ファクター確率ボラティリティ金利モデルの推定と債券アービトラージ戦略への応用

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  • パーティクルフィルタ ニ ヨル 4 ファクター カクリツ ボラティリティ キンリ モデル ノ スイテイ ト サイケン アービトラージ センリャク エ ノ オウヨウ

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抄録

<p>真に安定的な債券アービトラージ戦略は存在するのだろうか.それを確認するため,本稿では次の三段階を踏む.第一に,イールドカーブの再現牲の高い4ファクター確率ボラティリティ金利モデルを新たに提案する.第二に,金利モデルを一般化状態空間モデルで表現し,状態推定やパラメータ推定の手法としてLiu/West[2001]のパーティクルフィルタが適用できることを明らかにする.数値例として円スワップ市場を対象に推定を行い,パーティクルフィルタの実用性を示すとともに,情報の少ない円スワップ市場の特徴について考察する.第三に,新しい債券アービトラージ戦略を提案する.これは,OASを時価ベースで加重平均したものをミスプライスと定義し,その平均回帰性に賭ける戦略である.また,投資戦略の一部として,半減期の情報から売却ポイント・投資ホライズンを理論的に定めるトレーデイング手法を導入する.</p>

収録刊行物

  • 現代ファイナンス

    現代ファイナンス 34 (0), 3-31, 2013-09-30

    日本ファイナンス学会 MPTフォーラム

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