かんばん方式の費用構造分析と最適運用法 : トヨタ生産システムにおけるかんばん方式の最適運用法(第2法)

書誌事項

タイトル別名
  • An Analysis of Cost Factors for the Optimal Operation Planning in Kanban System : The Optimal Operation Planning of Kanban in Toyota Production System (Part II)

説明

前報では, 定期引き取り形態のかんばん方式を対象に, かんばん方式運用総費用を最小にする最適引き取り周期の決定法を提案した.本報文では, 前工程のストアでの部品の在庫費用も考慮に入れ, まず各費用項目(在庫費用, 引取り費用, コンテナ費用)の構造を分析し, かんばん方式運用総費用の算定式を導出する.ついで, 引取り周期に加えコンテナ容量も決定変数として, 外注かんばんの最適運用法を与える.さらに, 企業の実際問題に適用し, 各種パラメータの値と最適運用法との関係を分析する.その結果, 安全在庫量が大きい場合, 最適解はコンテナの容量が大きいところで求められ, 単位時間当りの部品使用量が少ない場合, 最適解は引き取り周期の短いところで得られることなどの性質を示す.

収録刊行物

  • 日本経営工学会誌

    日本経営工学会誌 40 (3), 141-148, 1989-08-15

    公益社団法人 日本経営工学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238054488448
  • NII論文ID
    110003935028
  • DOI
    10.11221/jimapre.40.3_141
  • ISSN
    24329983
    03864812
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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