発酵乳製品摂取と認知症予防
-
- 阿野 泰久
- キリン株式会社R&D本部健康技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Dairy products in dementia prevention: a study of the preventive effects of Camembert cheese on Alzheimer's disease
この論文をさがす
説明
<p> 発酵乳製品は古来より人類に親しまれてきた食品であり,発酵乳製品に含まれるペプチドや脂肪酸,乳酸菌には数多くの生理機能が報告されている。近年の研究成果では発酵乳製品の摂取が認知機能に及ぼす影響についても多数報告がある。疫学調査や臨床試験により乳製品の摂取は認知症の予防効果が報告され,非臨床試験で乳の発酵過程で生じる認知症予防に繋がる有効成分が報告されている。我々の研究グループではカマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病予防効果を示すことをモデル動物による試験で明らかとし,その有効成分としてオレアミドとデヒドロエルゴステロールを同定した。本総説では発酵乳製品の認知機能に関する現状と今後の展望に関して紹介する。</p>
収録刊行物
-
- ミルクサイエンス
-
ミルクサイエンス 67 (3), 195-202, 2018
日本酪農科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390564238057637120
-
- NII論文ID
- 130007549741
-
- ISSN
- 21880700
- 13430289
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可