第5章 病態評価のための検査法

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  • Commentary on Japanese Pediatric Guideline for the Treatment and Management of Asthma 2017 Chapter 5 Objective evaluation of asthma : lung function and biomarkers

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抄録

<p> 小児気管支喘息の診断と治療に必要な検査について, これまでは呼吸機能を中心に記載されていたが, 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン (Japanese Pediatric Guideline for the Treatment and Management of Asthma : JPGL) 2017」 では, 「病態評価のための検査法」 として, 章の題名も改め (第5章), 喘息の基本的な免疫異常であるTh2型反応の評価, すなわち, 血清総IgE値や末梢血好酸球数, アレルゲン特異的IgE抗体やプリックテストから解説がされるようになった. 続いて, 最も重要な呼吸機能にページを割いたのち (気道過敏性検査も含む), 呼気NOを気道炎症の評価として説明, そして, 強制オシレーション法 (forced oscillation technique : FOT) やその他いくつかの新しいバイオマーカーについての解説を行っている. 血液ガス分析やSpO2 (パルスオキシメーター表示酸素飽和度) は, 急性増悪の管理に直結するので, 第8章の急性増悪 (発作) に移動した.</p><p> 喘息の検査の中では, スパイロメトリーは最も重要であるので, 原理から, 測定結果の解釈, 実施上の留意点 (小児で気をつけること) まで丁寧に説明がされている.</p>

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参考文献 (12)*注記

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