高等学校5年一貫校専攻科で学ぶ看護学生の看護倫理に関する思考の特徴からみた倫理教育の課題

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タイトル別名
  • Ethics education for advanced nursing students: tasks based on how 5-year combined high school and technical school specializing in nursing-students think about ethics
  • コウトウ ガッコウ 5ネン イッカンコウ センコウカ デ マナブ カンゴ ガクセイ ノ カンゴ リンリ ニ カンスル シコウ ノ トクチョウ カラ ミタ リンリ キョウイク ノ カダイ

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抄録

<p>本研究の目的は高等学校5 年一貫校専攻科で学ぶ看護学生の看護倫理に関する思考の特徴を見出し倫理教育への課題を明らかにすることである。5 年一貫校専攻科の看護学生を対象に①宗教上の理由からの輸血の拒否②出生前診断による選択的人工妊娠中絶③脳死者からの臓器移植など6 状況を設定し倫理上の諸問題の思考の特徴を見出す質問紙調査を行った。学生の価値基盤は倫理原則であったが倫理的根拠ではなく自己の感情による判断の可能性があり多角的な思考ができていなかった。さらに10 名を対象とした半構造的面接を行い倫理的問題と認知した要因として【倫理的問題の認知の基盤】【認知の仕方】【感情】の3 カテゴリーが形成された。学生は看護観学習内容との比較患者の言動患者の立場の想像から倫理的問題を捉え解釈し思考していたことから倫理教育に関する課題は倫理に関する知識の確実な獲得と看護観の深化感受性豊かな学生に育成することが示唆された。</p>

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