都城盆地における地下水の硝酸性窒素濃度の時空間分析による補間

  • 平岡 透
    長崎県立大学情報システム学部情報システム学科
  • 豊満 幸雄
    宮崎大学農学部植物生産環境科学科
  • 中川 啓
    長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科環境科学領域
  • 野中 尋史
    長岡技術科学大学大学院情報・経営システム工学専攻
  • 廣田 雅春
    岡山理科大学総合情報学部情報科学科
  • 鈴木 祥広
    宮崎大学工学教育研究部社会環境システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Interpolation of Groundwater Nitrate Concentration Using Time-Space Analysis in the Miyakonojo Basin
  • トジョウ ボンチ ニ オケル チカスイ ノ ショウサンセイ チッソ ノウド ノ ジクウカン ブンセキ ニ ヨル ホカン

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抄録

<p> 筆者らは,都城盆地における地下水中の硝酸性窒素濃度を長年観測してきた.観測は,1995年11月から開始し,毎年2月と8月を中心に行った.しかしながら,未観測地点の硝酸性窒素濃度を知りたい場合もある.そこで,本研究では既観測地点の空間的に分布した時系列の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する方法を開発した.提案法は,既観測地点の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する際,既観測地点の硝酸性窒素濃度の影響度を既観測地点と未観測地点の空間的距離,既観測時点と未観測時点の時間的間隔,既観測時点と未観測時点の硝酸性窒素濃度の相関係数の三つの要素を用いて計算した.提案法の有効性を評価するために,2007年から2016年までの2月と8月の硝酸性窒素濃度を用いて実験を行った.観測地点は808箇所であり,これらの観測地点の中から毎年2月と8月には500から600箇所の観測を行った.実験の結果,提案法は較差平均が約1.0 mg/Lで硝酸性窒素濃度を補間することができることがわかった.</p>

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