右肺中葉無気肺を呈し,肺癌との鑑別を要したサルコイドーシスの1例

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タイトル別名
  • A Case of Sarcoidosis with Right Middle Lobe Atelectasis Initially Suspected to Be Lung Cancer

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説明

<p>背景.本邦では無気肺を呈したサルコイドーシスの報告は少ない.症例.68歳,女性.労作時呼吸困難を主訴に当院を受診した.胸部CTで両肺上葉に粒状陰影と気管支狭窄に加え,右中葉無気肺を呈していた.右中葉はpositron emission tomography(PET)-CTでfluorine-18 deoxyglucose(FDG)の高集積を呈しており,肺癌を疑い,気管支鏡検査を実施した.中葉気管支は完全に閉塞しており,同部位からの組織生検でサルコイドーシスの診断を得た.結論.無気肺を呈する原因としてサルコイドーシスの報告例は少ないが,鑑別に挙げる必要がある.</p>

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 41 (2), 144-148, 2019-03-25

    日本呼吸器内視鏡学会

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