ボルソナロ政権の経済政策 ―「小さな政府」実現に向けて―

書誌事項

タイトル別名
  • Economic Policy of Bolsonaro Administration: Changing Towards a Small Government.

説明

<p>ボルソナロ政権は経済自由主義を掲げ、市場の役割を重視したいわゆる「小さな政府」への政策転換を表明し、2019年1月に誕生した。ブラジルでは2003年~16年半ばまでの約14年間、政府の役割を重視し「大きな政府」を志向した労働者党(PT)政権が続き、その後、大統領の弾劾により副大統領から昇格したテメル政権へと引き継がれた。大きく政策転換したかの印象を受けるボルソナロ政権だが、選挙戦の公約や発足後4カ月間の経済政策の中身を検証すると、その多くはテメル前政権を踏襲していることがわかる。どこまで市場の役割に委ね、政府の役割を減ずるかは、90年代の自由化でも試みられた歴史的テーマでもあり、ボルソナロ政権が今後どこまでその問題に切り込めるか注目される。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238109431552
  • NII論文ID
    130007686043
  • DOI
    10.24765/latinamericareport.36.1_13
  • ISSN
    24340812
    09103317
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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