東京都内の給食施設に対する災害時のための食料備蓄に関する調査
書誌事項
- タイトル別名
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- Survey on food stockpiling for disasters for food service facilities in Tokyo
抄録
<p>【目的】災害時の食料の確保のためには,平常時より自助,共助,公助のそれぞれで食料備蓄に取り組むことが提案されている。本年3月農林水産省が家庭備蓄の普及のために「災害時に備えた食品ストックガイド」および「要配慮者のための食品ストックガイド」を発表した。これには備蓄に適した食品の選び方,ローリングストック等による活用法や通常の食事が食べられない人への配慮法が記されている。このように家庭における食料備蓄についてはガイドが示されたが,より要配慮者が多く,食事提供が必須である病院や高齢者施設における食料備蓄ガイドは見当たらない。そこで,これらの給食施設の食料備蓄に関する情報を得るために,地下直下型地震の発生が予測される東京都内にある給食施設の食料備蓄状況を調査した。</p><p>【方法】都内の特に震度が大きいとされる沿岸部(大田区,品川区,港区,千代田区,中央区,江東区,江戸川区)の給食施設を有する病院や老人福祉施設の計153件を調査対象とした。2018年7月,食料の備蓄状況とその内容および量についての質問を郵送し,回答書を回収した。</p><p>【結果および考察】回答率は26.8%であった。災害時の食事提供マニュアルがない施設は34%あった。食料と水は,98%の施設が備蓄していた。現在推奨されている3日分以上の食料を備蓄している施設は20%であった。備蓄内容は,主食では粥,白飯,味付けご飯,パンの順に多く,主食,主菜,副菜,汁物のすべてを備えている施設も多かった。ローリングストックを行っている施設は58%あり,対象食品は穀類,缶詰,調味料であった。また,85%の施設で食事提供に必要な箸や食器等の物品も備蓄していた。飲料水とは別に調理用水の備蓄もみられた。</p>
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 192-, 2019
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238110971904
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- NII論文ID
- 130007695712
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可