鶏卵,パン粉および牛乳を使用しないハンバーグの検討

書誌事項

タイトル別名
  • Characterisation of a Hamburger Patties Prepared without Eggs, Breadcrumbs, and Milk
  • ケイラン,パンコ オヨビ ギュウニュウ オ シヨウ シナイ ハンバーグ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

<p> 本研究では主要アレルゲンである鶏卵,小麦および牛乳を使用しないハンバーグの調理方法を検討した。</p><p> ハンバーグには鶏卵,パン粉および牛乳が使用されている。そこで鶏卵の代わりにすりおろした長芋と大和芋,パン粉と牛乳の代わりに豆腐とおからを使用した。その結果,卵,パン粉および牛乳の全てを1種類の食材で代替すると,焼成後ひき肉同士が接着されない,通常のハンバーグ(標準試料)と比較し有意に硬くなる等,同等な品質を担保できないことが明らかとなった。2種類の食材で代替すると,焼成後,ひき肉同士が接着されていた。また代替する豆腐の含水率を変化させることで,焼成後のハンバーグの硬さを調節できることが明らかとなった。これに対しておからを代替する食材として使用した場合,硬さを調節することは難しいことが示唆された。また大学生を対象とした官能評価より,長芋と30分水切りした豆腐を使用したハンバーグが,標準試料に近い品質であることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 日本調理科学会誌

    日本調理科学会誌 52 (6), 405-412, 2019-12-05

    一般社団法人 日本調理科学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ