薬局での実務実習における禁煙支援の現状

DOI
  • 石橋 正祥
    帝京平成大学薬学部生理・病態学ユニット 昭和大学薬学部生理・病態学部門
  • 山本 彩加
    昭和大学薬学部生理・病態学部門
  • 大西 司
    昭和大学豊洲クリニック予防医学センター
  • 石井 正和
    帝京平成大学薬学部生理・病態学ユニット 昭和大学薬学部生理・病態学部門

書誌事項

タイトル別名
  • Current status for practical training of smoking cessation support at pharmacies

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抄録

【目 的】 薬局での実務実習における禁煙支援の現状を明らかにするために、薬学生を対象にアンケート調査を実施した。<br>【方 法】 実務実習を終了した薬学生(220名)を対象にアンケート調査を実施した。社会的ニコチン依存度はKTSNDを用いて評価した。<br>【結 果】 回収率は95.9%(211名/220名)だった。改訂モデル・コアカリキュラムに準拠した実習を行ったのは34名、従来のモデル・コアカリキュラムのもとで実習を行ったのは165名だった。禁煙支援の見学や実施をできた学生は少なく、両群間で違いは認められなかった。禁煙支援の必要性に関しては両群とも多くの学生がその必要性を感じていた。しかし社会的ニコチン依存度が高い学生は、低い学生と比較して、禁煙支援には消極的であった。<br>【結 論】 改訂モデル・コアカリキュラムのもとで行う実務実習では、禁煙支援の実施率を高める必要がある。

収録刊行物

  • 日本禁煙学会雑誌

    日本禁煙学会雑誌 14 (4), 85-92, 2019-11-30

    特定非営利活動法人 日本禁煙学会

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